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後悔しない為のバックアップ方法

大事なデータの守り方

今や一家に一台どころか一人一台の規模で普及しているパソコンですが、永久にデータを保存できる物ではなく、往々にして故障します。

バックアップをとらずにいると突然のパソコンの故障や、誤ってデータを削除してしまった際に右往左往する羽目になり、データの復旧が可能であればまだしも不可能となる場合もございます。

パソコンでデータを保存する為のHDD(ハード・ディスク・ドライブ)は4年前後が寿命ですので、自分は大丈夫と楽観視するのは大変危険です。

パソコンの故障はだれにでも訪れますが、その事を知っていれば対策は可能です。その対策として後悔しないためのバックアップ方法をご案内します。

後悔しないためのバックアップ方法

①多重にデータを保持する

CDやDVDやUSBメモリなどのバックアップ先にデータをコピーしたからといって、パソコン内のデータを消すのは間違いです。

きちんとコピーできていなかった場合は勿論の事、保存したバックアップ先が故障したらそのデータは失われてしまいます。

基本的にはパソコン側にもデータを残しておき、複数の媒体に同じデータがある状態を維持しましょう。

容量的に問題があるのであれば、バックアップ先を二つに増やすなり、ハードディスクを大容量の物に乗せ換えるなどを行うことをお勧めします。

1箇所だけにデータ保存だとそれが壊れたらおしまいですが、2箇所に保存しておけばどちらかが故障しても大丈夫です。2つ同時に故障したら・・と、不安な方は3箇所以上に増やしてもいいと思います、

②定期的にバックアップを行う

古いデータも大事ですが、直近のデータも等しく大事な物です。特に仕事でご使用の場合は直近のデータが消えたほうが痛手になる事もございます。

どのくらいの頻度でバックアップを行うかはその人次第ではあるのですが、失ってもすぐリカバリーが効く程度の間隔でのバックアップをお勧めします。

バックアップ作業は手間ですが、自動化するソフト等もございます。忘れるくらいであればそういったソフトウェアを導入するほうがいいでしょう。

③火災や地震等の災害にも備える

何重にもバックアップを行ったところで、保存した媒体を保管している場所が大規模災害に見舞われてしまったら結局消えてしまいます。

本当に重要なデータは厳重に暗号化して、クラウド等に保存する事も考えましょう。

④復帰時間を考える

仮にハードディスクが故障した場合、データは外部にあるから大丈夫ではありますが、仕事で使っているパソコンの場合、修理完了まで仕事ができなくなってしまいます。

特にアプリケーション等は再インストールや再設定が必要となり、元の環境に戻すまで結構な時間がかかることが予想されます。

時間がかかっても大丈夫な方もいらっしゃるとは思いますが、そうでない方は故障の際に環境ごと戻せるためのバックアップも行っておく方が安心です。

究極的には同じパソコンをもう一台用意しておき、随時内容の複製しておくのがベストですが、そこまでは必要ない場合は、イメージバックアップやHDDの複製等を行っておき、万が一に備えましょう。

主なバックアップ方法

個別バックアップ

必要なデータのみバックアップを行う。

必要なデータのみなのでバックアップにかかる時間が短く、差分バックアップ(更新のあったファイルのみバックアップ)を行う事によりさらに短縮が可能です。

通常はほぼこちらのバックアップ方法のみで事足りますが、ソフトウェアのバックアップができない為、インストールしたソフトまで残したい場合は、下のイメージバックアップかHDDクローンバックアップを行う必要があります。

イメージバックアップ

HDDのパーティションを丸ごとバックアップする。

仮にパソコンのHDDが故障した場合でも、HDDを新しい物に変えてバックアップしたパーティションを復元すれば、インストールしたソフト等もバックアップ時点まで戻せます。

難点は保存容量が大きくなってしまう事とバックアップしたファイルは1つのファイルとなる為、そのファイルが破損していたら復元が失敗する可能性があることです。

HDDクローンバックアップ

現在使用しているHDDの複製を作ります。

故障した場合HDDを交換しただけでバックアップ時点まで戻せる為、復旧時間が大きく短縮可能ですが、バックアップに時間がかかるため、毎日とかのペースで行うのは難しい物となります。

お勧めのバックアップ方法

上記で各種バックアップ方法をご案内致しましたが、それぞれ一長一短ございます。

お勧めは1~2ヶ月に1回のイメージバックアップかHDDクローンバックアップと個別バックアップの組み合わせです。

イメージバックアップかクローンを行う事により、HDDが故障した際の環境復元に備え、日々使用し更新されているファイルには毎日か数日に1度個別バックアップを行います。

日々使用し更新されているファイルには毎日か数日に1度個別バックアップを行います。バックアップタイミングと頻度はそのパソコンとデータの重要度により変更してください。

パソコン側の指定フォルダと、バックアップ先の指定フォルダを自動で同期するようなバックアップソフトを設定しておくと言った方法もございます。

各バックアップ方法は、Windowsの標準機能やフリーソフトなどで実現可能です。

主なバックアップメディアとその特徴

外付けHDD

保存期間目安 4年前後

コストパフォーマンスが良い

値段に対する容量のコストパフォーマンスは他と比べ圧倒的に良い。

必要なときしか使わない事により、長持ちする

普通に毎日使っていたら3~4年で故障することが多いが、1ヶ月~1年に1回とかであればそれなりに長持ちする。ただ数年放置してしまうと逆に内部のグリスが硬化したりして故障してしまう。いずれにせよ安全に使うのであれば4年前後での交換をオススメします。

NAS

保存期間目安 4年前後

複数台のパソコンから同時にアクセスができる。

ネットワーク型のHDDなので、LAN内のパソコンの定期バックアップ等にオススメ。

RAID機能により故障に対してリカバリーが可能な物がある

複数台のHDDが搭載されている機種はRAIDを設定することにより、1台のHDDが故障してもデータを保護できる機能があります。故障したHDDを随時交換すればデータは安全ですが、エラーが出ているのに交換せずに2台目まで故障した場合は、通常よりデータ復旧料金が高くなってしまうため注意。

機械自体の故障に弱い

HDDではなくNAS本体が故障した際は、設定内容によりますがデフォルトだとデータ復旧が困難となることが多いので、保存はNASのみといった運用は避けましょう

通常の外付けHDDより多少値段が高い

高機能な分多少高くなってしまいます。

USBメモリー・SDカード等のフラッシュメモリ

保存期間目安 3年~10年

容量は少ないが持ち運びが安易なサイズ

パソコン間のデータのやり取りや、少ないファイルのバックアップ等に最適容量は最近多いものが増えてきたが外付けHDDには及ばない。必要容量が多くないのであれば外付けHDDより安価で購入可能

寿命が特殊

他の媒体とは違い書き換え回数限度により、寿命を迎える場合があります。

CD・DVD・BD等の光学メディア

保存期間目安 1年~50年

品質と保存環境による寿命差が大きい

安い物は1年たたずに読み込めなくなる事が多いので、バックアップ用に使う物は多少高くてもいい物を購入しましょう。保存に関しては温度・湿度変化が少なく、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

きちんと保存すれば、最長の寿命となります

書き込みが少々遅く、手間がかかる

構造上しかたありませんが、ある程度マメな方でないと定期的なバックアップ等は難しいかもしれません。

追加書き込み・書き換えは非推奨

劣化が進む為、一度保存したら追加の書き込みなどは控えましょう。

クラウドバックアップ

保存期間目安 未知数

クラウドバックアップとは

データをネットワーク上に保存するサービスです。高度な保存装置を使用している為、単純に保存装置の故障率が低く、故障した場合でも即座に復帰できるようなシステムを構築している会社が殆どです。サービスを提供している内にデータが消えてしまう可能性はかなり低い物となりますが絶対ではありません。

セキュリティ的なデメリット

ネットワーク上に保存されているので、IDとパスワードがあれば誰からでも見れてしまいその会社から情報漏洩が無いと言い切れないのが怖い所ではあります。また、長期間使っていない場合、サービスをいつの間にか停止されて、データが取り出せなくなると言う可能性もあります。。

機能と値段がサービスにより大幅に異なる。

まだ浸透し始めたばっかりのサービス形態なので各社価格がばらばらです。バックアップ方法やファイルの取り出し方等もサービスにより大きく変わります。

少なめの容量であれば無料で提供している会社もあります。
例:Dropbox・Googleドライブ・iCloud等